概要
床面積|1階・19.25坪 2階・15.25坪 延べ床面積・34.5坪
玄関方向|北入りの家 No.E-05
コンセプト「家事は素早く片付けたい」
主な特徴
動線計画|子育て世代|夫婦の生活|
間取りをよく見ると南東に居間、南西に和室と続き、水まわり、台所・食堂、玄関とそれぞれを四方に配置する家事動線を短く計画するシンプルなゾーニングで構成している。
台所から水まわりが近くて、南に面した和室も台所近くにあり、台所に立っていても和室に居る子供の様子を確かめられる。冬場に炬燵を使用するようであれば、和室を食事の場所として台所からの配膳も楽にできる。また乾いた洗濯物を、たたみ仕分ける場所としてもこの位置の和室はとても便利に利用できる。
この動線をコンパクトにまとめた動線計画は、動きの多い場所と少ない場所に区別されるので、落ち着きのある居間を希望される場合にも参考となる間取り例である。ただ、ご注意いただきたいのは、この間取りのようにトイレの出入り口が開きドアになりやすく、洗面所の出入り時に鉢合わせする可能性があるので、これを少しでも避けるため多少の調整が必要となる。
各部屋の出入り口は基本的に引き戸で計画すべきです。確かに引き戸でも指を挟む危険性はないとは言えない、しかし開きドアで挟むより怪我の症状は軽くて済むことに間違いはない。また風通しにも引き戸の方がずっと有効で自由度は高い。
2階
子供のゾーンを南西方向、ご夫婦のゾーンを北東方向に分けています。子供達が成長すると生活時間も異なり、寝室での安眠を配慮すると子供室と寝室は隣接させない方が良いでしょう。
2階の各部屋とも外気に面する2方向の窓が設置できて、採光も風通しも良い個室になります。ただ吹抜けの高さ設定によっては東側子供室の窓位置は高い位置になってしまいますから、事前に吹抜けの高さを検討してください。
この間取りは独立した吹抜けを計画しているので、階段から吹抜けを循環して発生しやすい1階へ冷気が降りてくるコールドドラフトの心配は少ないでしょう。
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