シンプルな間取り
間取りは簡素なほど暮らしやすい。あまり多くの間仕切りで仕切られた部屋よりも、一部屋として家全体を、端から端まで使い切る計画が暮らしを豊かにする。それは、ただ単に場所として使い切るばかりではない。視覚的にも空間や動線としても使い切り、さらに加えるなら敷地ともつながり自然と一体化することで、敷地も生活の場として使用することができる。
間取りは夫婦二人で自然の中に暮らす平屋の住まいです、敷地南側は景色がよく趣味の家庭菜園を楽しむ小さな菜園を計画している。今回は部屋の広さや動線を持つ間取りで暮らし方の違いにより部屋の配置が、どのように間取りが変化するか、糸口を掴んでいただきたい。
二人の生活と間取りの違い
NO1
No1平面図 |
玄関から台所の横を通り居間へ入ります、水まわりは寝室の西側に配置し夏の強い西日を和らげる役割も果たしていますが、寝室を抜けて使用するトイレの位置は来客には使用しにくい位置になり、ほぼ住人専用となります。来客はあまり考えず、ご夫婦が二人でのんびりと暮らすための、プライバシーが高くご夫婦だけが楽しむ別荘のような間取りとなります。
NO2
No2平面図 |
玄関からつながる食堂は朝日が差し込み心地よい日差しの中で1日を始めるには最高の食堂となります。またご近所の方がフラっと遊びに来ても気軽に招き入れ、お茶をしながら会話を楽しむ場所にもなります。トイレを含めた水まわりを居間と寝室の間に設けてありますので、来客もあまり気にすることなく利用できるでしょう。ワンルームタイプで開放的な間取りですが、友人知人またご近所の方が遊びに来られても良い間取りとなります。居間でくつろぐ時には台所が見えないように、壁と建具で仕切りを設けています。ある程度社会とつながりご夫婦の時間を楽しむ方にはお薦めの間取りとなります。
NO3
No3平面図 |
玄関から社会とのつながりが強い順に部屋を配置しています。社会とのつながりが強くなるため、部屋の雰囲気は少々落ち着きが少なく活動的な住まいといっても良いでしょう。アウトドアを楽しみ知り合った仲間を自宅に招くご夫婦には適していると思います。
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