「特別」という言葉を聞くと、ついフラッ〜フラァ〜と心が揺れ動く。
2016年5月26日、27日、志摩市賢島「志摩観光ホテル」で開催された「G7伊勢志摩サミット2016」に参加したアメリカのオバマ大統領は5月27日、広島市の平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花、黙とうを捧げた後スピーチが始まる。
「71年前の雲一つない明るい朝、空から死が舞い降り、世界は変わった」と始まるスピーチは17分間にも及び、ラジオから流れるその言葉は、英語が判らずとも感動的であった。同時通訳の方には申し訳ないが、オバマ大統領の声だけを放送して欲しかった。
言葉を超え、このような感動的なスピーチは何故できるのか?と感じていたところ、5月31日ホワイトハウス、ローズ大統領副補佐官が自身のブログで、広島スピーチはオバマ大統領自身が書いたことを強調し原稿の写真を公開した。再考を重ね、自身の言葉で自信を持ち信念を曲げない言葉に勝るものはない、と改めて思い知らされたスピーチであった。
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公開されたオバマ大統領の原稿 |
「G7伊勢志摩サミット2016」首脳会議が開催された志摩観光ホテル「ザ クラッシック」は皇室関係者も宿泊されるホテルで昭和を代表する建築家・村野藤吾氏が設計し1951年開業している。首脳陣の宿泊された「ザ ベイスイート」は世界的にホテルデザイン事務所として有名な「Hirsch Bedner Associates Pte. Ltd. Design Consultants(ハーシュ・ベドナー・アソシエイツ)」が内装デザインを行い大林組が設計しているホテルである。ハーシュ・ベドナー・アソシエイツは日本国内でも「シャングリ・ラ ホテル東京」「ザ・リッツ・カールトン大阪」「シェラトン都ホテル東京」を始めとして数々の高級ホテルの内装デザインを手掛けており、平成29年4月17日(月)開業の「名古屋JRゲートタワーホテル」の内装デザインもしている事務所である。
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志摩観光ホテル「ザ ベイスイート」コーナースイート・ルームレイアウト
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首脳が宿泊された志摩観光ホテル「ザ ベイスイート」は全50室全てがスイートルームで、今回は「コーナースイート」を取り上げた。他にも「スーペリアスイート」「FUTONスイート」「スパスイート」「ロイヤルスイート」がある。各国の首脳がどの部屋に宿泊されたか判らないが、まさに今、特別なホテルといっても良いだろう。2016年6月7日リニューアルオープンするこのホテルの宿泊予約が取れるのはいつになるのだろうか。
追記
日経新聞ニュースサイト(2016/6/5 21:08)で「オバマ氏宿泊のスイート公開 サミット会場のホテル 」とした記事を掲載している。
以下記事内容ーーーーーー
5月の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)の会場となった賢島(三重県志摩市)の「志摩観光ホテル」が5日、オバマ米大統領が宿泊した本館6階のロイヤルスイートルーム(96平方メートル)や夕食会の開かれたレストランなどを報道陣に公開した。
ほかにオランド仏大統領が宿泊した別館4階のロイヤルスイートルーム(210平方メートル)、記念撮影した別館5階の屋上庭園も公開した・・・。
同ホテルは7日から通常の営業を再開する。サミットで振る舞われた料理をランチやディナーとして提供する「伊勢志摩サミット開催記念お食事プラン」(2万~4万8千円、税込み)のほか、ロイヤルスイートルームに泊まるプレミアムプラン(最高2泊5食付きで100万円、税込み)を用意する。