ひょっこりひょうたん島が大好きであった。
その作者のひとり井上ひさし氏が小説現代に連載されていた著作を一冊にまとめた著書「ふふふ」の中に「自分が好きなもの」という記載がある。
一部抜粋すると
そうして聞いた中で、「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」(1959)の挿入歌が記憶に残っている。嵐の夜に、家庭教師が怯える子供達のために歌う歌で、<自分の好きなものを思い出せば。嵐なんか怖くない>というのが、その大意。家庭鋸歯の先導で、子供達は<自分の好きなもの>を並べ始め、やがて嵐の恐怖を乗り越えるのあるが・・・
氏も<自分の好きなもの>をいくつか選択し恐怖を乗り切るときのおまじないにしたそうだ。しかもこのおまじないは、なかなか良く効くおまじないだと言っている。
私も是非一度試したい。その前に<自分の好きなものを10個考えておかねばならぬが・・・、
1、ほかほか炊きたてご飯と梅干し一つ
2、露の中で輝く黄金色の麦酒 キンキンに冷えたグラスに黄金色の麦酒
3、青空の中で淡く輝く桜
4、黄色のトレーシングペーパーロール
5、炎昼の抜けるような静けさ
6、人々の笑顔
7、露天風呂から見る紅に輝くおっきな太陽とぽっかり浮かぶ月
8、ふわっと膨らみ立ち上がる珈琲の香
9、開演前のざわめきに静寂が訪れる瞬間
10、一等のジャンボ宝くじ券
恐怖を感じるときばかりでなく、辛いとき悲しいとき、思いっきり涙があふれた後には好きなものを思い浮かべたい。気合いを入れて前に進もう!
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