概要
床面積 |1階・17.75坪 2階・14.00坪
延床面積| 32.75坪
玄関方向|西入り玄関 No.N-04
コンセプト「家族でクッキング!! 料理を楽しむ家」
主な特徴
|土間がある家|暮らしと趣味を楽しむ|自然の近くに暮らす|夫婦の生活と間取り|
お料理を楽しむキッチンは土足のままでも使える土間が良い。
1階平面図 |
食材を抱え帰宅して、そのままキッチンの大きなテーブルにドッカンと袋を置く、本格的な料理を調理するには床のことを気にしていられない。
でも床に付いた汚れやシミはとても気になる、無垢板のフローリングなどでは落ちない汚れも、床を土間仕上げにしておけば気にならないし、ゴシゴシとタワシで掃除することも出来る。
料理を楽しむ人は食材の安全も気になるのではないだろうか。野菜の多くは皮部分が美味しいこともよく知られている、この美味しい部分を楽しむには、やはり無農薬の有機栽培された野菜を使いたい、それには小さくても家庭菜園で収穫した旬の新鮮野菜を使いたくなるだろう。
気軽に菜園の野菜を摘みに行き、採れたての野菜を美味しくいただきたい。
「もし子どもが好き嫌いをするなら、自分でその野菜を栽培させなさい。きっと食べらるようになるから」とは知り合いの児童心理の専門家の話。
子どもの中に非常に敏感な味覚をもつ子がいて、野菜についた農薬の嫌な味が気になり、その野菜を嫌いになる子もいると・・・、これは随分以前に読んだ漫画「美味しんぼ」で読んだ話だ。
室内での調理は難しい料理もあります、例えば燻製や脂がのった旬の魚を本格的に炭火で焼くなどは、とてもとても室内で挑戦することが難しい。
そこでここではキッチンテラスを計画している。
もちろん、ここにバーベキューセットを持ち出し、ビールを片手にのんびりと楽しみたい。
しかし外だからといっても昨今の地域環境では安心してはいられない。突然に豪勢な煙を上げると、ご近所さんから「あら、七輪で焼いた秋刀魚ですか、私も食べたいですわ」などと、おねだりされる程度ならまだマシだが、119番などされると大きな問題に発展するかもしれないので、日頃の隣近所とのお付き合いは大切にしておかなければならないかも。
この間取りは「食」をテーマにしたコンセプトプランです。
「食」をコンセプトといえば重々しく、今後のTPP承認や農産物の国内自給率、ポストハーベストを含めた農薬、食の安全、産地偽造などなど社会問題にまで広がりそうですが、そこまで大な問題を考えている訳ではありません。
料理を楽しむご家族が一緒に台所に立ち調理しながらその日あったことを話し合ったり、ご家庭の味を伝えたり。たまには料理を通して親の考え方を子に教える。
「食育」という言葉もありますが、そこまで大上段に構えることもなく、何気ない日常の暮らしから、子供達に何かを感じさせる、覚えさせることも大切ではないでしょうか。
2階平面図 |
間取りの考え方や計画で、日々の暮らしや子供達に何かを伝える力になる力添えになり得ることも知っていただきたい。
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