2016年7月16日土曜日

東入り玄関 N-01「ふつう?の家」を建てたい

概要
床面積
NO1 |1階・15.75坪 2階・14.25坪(吹抜け1.5坪)
延床面積|30.00坪
NO2 |1階・15.75坪 2階・15.75坪
延床面積|31.50坪
玄関方向|東入り玄関 No.N-01

コンセプト「ふつう?の家」を建てたい
主な特徴
|小さな家|

土地の東南方向に広く空地をとり、短い家事動線の住まいを計画する場合の基本的な間取りで、間取り図集や建売住宅の間取りで多く見かける間取りです。

住宅に関心を持ち始めたときには、よく見かける間取りであるため、なんとなく親近感を持つ人も多いのではないでしょうか。
1階平面図

このレイアウトは、短い家事動線、明るい室内など最低限の住宅性能を満たし、コンパクトにまとめやすい間取りであり、間取りの基本形であることに間違いありません。
もう少し住宅に楽しみや豊かさを求めたい方には物足りない間取りでしょう。また、南北通風が取りにくい欠点もありこの間取り通り新築すると、近い将来に後悔する可能性が非常に高い間取りと言っても言い過ぎではないと思います。

この間取りでは、通風をよくするために、台所北方向「PC」表記部分、また居間東面に窓を設置していますが、基本的にはもう少し間取りそのもので工夫が必要です。

冷蔵庫の納め方
またこの間取りでは、冷蔵庫が食器棚の前面から飛び出さないように外壁面を広げ冷蔵庫と食器棚の面を合わせています。

4名ほどのご家族で使用される冷蔵庫サイズが約500L程とすれば奥行きは約70Cm、食器棚の奥行きが約36〜45Cmとすれば25〜34Cmの差が生じます。この差を冷蔵庫裏の外壁を移動して広げます。同一線上に十分な耐力壁を設置できれば基礎をこの形にする必要もなく、施工上も大きな問題はない。

もし冷蔵庫裏側が室内であれば、パネルで仕切る方法もありますからご検討ください。何れにしても、構造的に無理がないように計画することは大切ですので耐力壁のバランスにはご注意ください。

2階
2階の間取りは2種類掲載しています。それぞれどちらが良いというより、それぞれの長所と短所をよく見極め、ご自身の生活スタイルに合う間取りをご検討ください。
2階平面図 No.1

2階 N0.1「吹き抜け」が欲しい
吹抜けのある住宅は、たとえ南側に2階建の隣家が接して建っている敷地でも、吹抜けから十分な採光を得られ明るく夏場には風通しも良く、1階の声が2階にも届きますので家族の一体感や、ふれあいが自然に生まれやすい住宅で、家族の一体感や、ふれあいを求める家族にはオススメです。

また3部屋とも外壁に面する窓を設けることができますので、2階も各部屋とも良好な室内環境が期待できます。ただ、冬場には1階に冷たい風が吹き降りてくる可能性が高く、暖房をしっかりと計画しておかなければ寒く感じます。
2階平面図 No.2

2階 N0.2「吹き抜け」はいらない
3部屋を南側に配置して吹き抜けをなくした間取りです。空間的に1階とのつながりが希薄になるので、空間的な家族のつながりは薄れる間取りです。このフリースペースは物干し場としての利用、学習室として利用、家族全員の収納スペースなど暮らしに合わせた使い方が良いでしょう。吹き抜けを無くしたこの間取りは、冬季間の暖房効果は良く冬場のエネルギー消費は少なくなるといえる。

もちろんNo.1の間取りで吹き抜けをなくし、床を貼ってオープンスペースとしても良い。


どちらを参考にするかは皆様の暮らし方と敷地条件により変わりますし、このあたりが間取りは敷地と暮らし方により様々に展開するということをご理解いただけますでしょうか。

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