2016年7月17日日曜日

北入り玄関 W-03「通り庭がある住まいに暮らしたい」

概要
床面積 |1階・18.75坪 2階・15.50坪
延床面積| 34.25坪
玄関方向|北入り玄関 No.W-03

コンセプト「通り庭がある住まいに暮らしたい」
主な特徴
土間がある家|趣味と暮らしを楽しむ|自然の近くに暮らす|夫婦の生活|

新しい土間のかたち

伝統的な日本家屋や、今でも京町屋に残る「ニワ」空間は作業や炊事場として使われ、その空間は外とのつながりを深め、家庭菜園やアウトドア、創作活動を楽しむと共に敷地全体を我が家として使いきる装置の一つともいえる。
1階平面図

「ニワ(土間)」を現代の住まいに取り入れ、菜園で収穫した泥付き野菜の仕分けや、アウトドア用品の手入れなど作業というより趣味を楽しみ暮らす。土間は家族が趣味を満喫する場所、自転車の手入れやサーフボードのメンテナンス、登山用品の点検などなど、子供たちは工作や粘土遊びに陶芸などその使い方にはキリがない。

もちろん土間には薪ストーブを置きたい、ここでは「ヘルゴン|E-30M/スペイン」を選んでいる。ガラス面が大きく、クリーニング機能と着火が楽なスタートレバーが付いている、アクティブに活動する家族には、炎を楽しむ静かな時間も過ごしたい。

構造計画

木造であっても、大きな空間を得るには構造計画が欠かせません。この間取りでは台所と水まわりを両端のコアとして中央の大きな空間を構成しています。

玄関は単に風除室とし考える

伝統の様式では外から直接土間に入るが、やはり冬季には冷たい風が室内に入り込ませないため風除室として玄関が必要です。
2階平面図

家全体を使いきる間取り

2階寝室の西側屋根は1階の台所と玄関上に配置してあり、屋根上は山荘のように家族全員のお布団を干す場所として寝室から出入りできる高さに低く抑え、この屋根には山荘のように家族全員のお布団を干す場所として計画しています。家全体を使わないともったいないでしょう。



※敷地状況にもよりますが、この間取りは左右逆転しても使えます。

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