2016年7月16日土曜日

東入り玄関 N-05「やさしく家族を包み込む空間」で暮らす

概要
NO1 床面積|1階・20.0坪 2階・15.0坪 (吹抜け・5.0坪)
   延床面積|37.5坪
NO2 床面積|1階・20.0坪 2階・15.25坪 (吹抜け・5.0坪)
   延床面積|33.5坪(吹抜け別)
玄関方向|東入り玄関 No.N-05

コンセプト「やさしく家族を包み込む空間」で暮らす
特徴
|子育て世代|将来に備える家|夫婦の生活と住まい|暮らしと趣味を楽しむ|


シンプルに構成をされた空間は暮らしやすい。その上構造的にも経済的にも有利にで将来の暮らしの変化にも柔軟に対応しやすい。

No1 1階平面図


No1、No2共に台所、居間、和室を南側に配置して居間は南北に抜け採光と風通しを実現している。居間には大きなテーブルをドンと置き、この大きなテーブルが求心力を持ち家族が自然と集まる。
No2 1階平面図

炬燵や大きなテーブルは人を惹きつける。それは決して小さくてはいけない。
同じ場所で家族がそれぞれ自分の好きなことをしながら、心地よく共通の時間を過ごすには、大きなテーブルをドンと置くことが肝心だ。

仕事で遅くなり一人で食事をするにも、大きなテーブルでは誰かが近くで自分の好きなことをしている。子どもが塾や習い事で遅い食事になったとしても、ここでは親が新聞を読みながら何気ない会話が弾むだろう。

専用のダイニングテーブルでは
「お父様が食事をなさるわ、私が食事中のお相手を」
と、わざわざダイニングテーブルまで来て
「お父様、今日も1日お疲れ様でした、私たち家族のために働いていただきありがとうございます」
と、ビールでもお酌してくれる娘は少ない。
また、
「おっ隆志がこれから食事か」
と、親が子の正面に腰掛け
「今日は何があった、お父さんに話してごらん」
となれば、会話ではなく尋問に近い。

家族の気軽な会話には適度な距離を保ち、それぞれ自分の好きなことをしながら自然に触れ合える大きめのテーブルが役に立つ。


両案の違いは、ご覧の通り和室と台所の位置だ。どちらの間取りも明るく風通しは抜群、子育て世代のご家族には自信を持って勧められる。

暮らし方の違いがあるとすれば家事動線と将来性。炊事洗濯を素早く片付けたいと希望するならNo.2がお薦め。万が一にも1階に寝室が必要となるかもしれない、また来客が宿泊するかもしれないなど、将来を見越して計画するならNo.1である。

間取りは暮らしをかたちにすることであるが、将来のことも頭の隅におき、ご自身のライフスタイルに合わせて考えたい。
No1 2階平面図

2階
大きな吹き抜けを挟み東が親のゾーンで西が子供のゾーン、この空間を渡すように橋のようなフリースペースで繋ぐ。

いつまでも夫婦が仲良く生活を送り、子供たちを愛し育てる家づくりの一例を間取りで表現してみた。
No2 2階平面図

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